ナレッジと設計の自動化
製造業では、各企業においてさまざまな設計手法、計算方法、などが存在しています。
しかし現在の3次元CAD(Computer Aided Design)には、それらの独自な設計手法や計算方法はもちろん含まれていません。
それをどうしていたかというと、納入元の情報システム会社にカスタマイズ依頼というかたちでカスタマイズを施していたのです。
しかし、最近「ナレッジ」という言葉が多く聞かれるようになりました。
これはCADにカスタマイズ用の言語を用意し、各企業独自の設計手法や計算手法をCADに組み込むことができるようにしたわけです。
「ナレッジ」とはつまりその企業における財産ですから、これをCADに組み込んでしまえば、業務のスピードアップを図ることができます。
カスタマイズを進めていき、極端なことを言えば設計の自動化まで視野に入れることが可能になります。
つまりオペレータ(派遣やアルバイト)をおかなくても設計が進んでしまうことを意味します。
しかしこの「ナレッジによる自動化」に警鐘を鳴らす企業のIT担当者もいます。
それは「設計者が頭を使わなくなる」という懸念です。
企業として発展しなくなる恐れがあるわけです。
このあたりはケースバイケースで対応する必要があります。